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ベートーベンのピアノソナタ全集4選

ベートーベンのピアノソナタ全集はいろいろなピアニストが出してますが、「うん、これはいい」と思ったのは4つだけ。
その4つを紹介したいと思います。

1.クラウディオ・アラウ
ソナタ全集入門はこれがおすすめ。
楽譜に忠実な演奏で、ベートーベンのピアノソナタとはどんな曲なのか知りたいならこれがおすすめです。
楽譜に忠実な演奏の全集は他にもあるのですが、これが一番気に入りました。
ただ、忠実な演奏ばかり聴いてると個性が欲しくなるんですよね。そこで次に挙げる2つもすすめます。

2.ミヒャエル・コルスティック
テンポが速く、強弱の幅が大きいのが特徴です。
言ってしまえば、筆者がこういう風に弾きたいというのをやってくれてる演奏なのです。
というわけで、この演奏は個人的にとても共感できます。
ただ弱く弾いてるとこからいきなり「ドーン!」と来ることがあるので、ちょっと初めて聴くとびっくりする演奏もあったり。
この演奏には大満足で、今でもよく聴きますが、AppleMusicでソナタ全集を色々漁ってるうちに、強烈な個性を放つ演奏に当たってしまったので、そちらも紹介したいと思います。

3.HJリム
HJリムは韓国人の女性ピアニスト。YouTubeに演奏をアップしたところ大うけして、EMIのスタッフの目に入り、契約を結ぶという異例の経歴を持っています。
そんな彼女のデビューがベートーベンのソナタ全集なんだから、こりゃまたすごい。
演奏はというと、もう彼女の溢れんばかりの感情がむき出しになってる演奏で、テンポがめっちゃ速いし、緩徐楽章も弾き飛ばす。
到底万人に勧められる演奏ではないのですが、個人的には好きです。
ちょっとやりすぎなぐらい速い曲もありますが、多分自分がやりたいようにやるのがスタイルなんでしょう。
筆者もピアノを弾く時は基本やりたいようにやるのですが、技巧が足りなくてやりたいようにできないっていうね。
というわけで、聴いててピアノを練習したくなる演奏です。
なお、19番と20番は習作というとにして収録していません。

4.ロナルド・ブラウティガム
スタインウェイ等のモダンピアノではなく、フォルテピアノを使った演奏。
ソナチネと「選帝侯ソナタ」まで入ってます。
とにかくフォルテピアノでの演奏ってなかなか聴けないので、それだけでも価値があるのですが、
それに加えてめっちゃ上手いんです。大げさな表現とかはないですが、それは「ベートーベンはこんな音を想像してたのでは?」となります。
ちなみに選帝侯ソナタは習作ということもあってほとんど録音されないのですが、実は結構いい曲なので聴いてみることをおすすめします。
現代のピアノで聴きたい方は、ロシアの大物ピアニスト、エミール・ギレリスが全3曲を録音してますのでそれを探してみてください。

2019/08/21